白すぎても不自然？ホワイトニングするなら「S12」を目指そう！

歯のホワイトニングの際には「シェードガイド」と呼ばれるサンプルを使い、歯の白さをS0～S40までの数値で測ることができます。シェードガイドで測る白さでは、人に与える印象を以下の3段階に分けることができます。
S0～S12だと、人に歯が白いという印象を与えます。S14～S30だと、人に歯の色について印象を与えません。S32以上だと、人に歯の色が黄色いという印象を与えます。
人の歯の色には個人差がありますが、日本人の歯の色は、平均でS30～S32くらいと言われており、上記の基準に照らし合わせると、白よりも少し黄色いに近いとい言えます。
ホワイトニングをすると、自然歯にとっての限界の白さであるS2まで白くすることはできます。しかし、S12よりも白いと、まぶしいほどの白さになるので、「不自然な白さ」という印象を与えてしまいます。そのため、ホワイトニングでは不自然ではなく清潔で歯が白いという印象を与える、S12～S14くらいが丁度良いとされています。

ホワイトニングには、歯医者さんで行うオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。オフィスホワイトニングは、歯科医院で治療する方法で、歯を漂白する過酸化水素水を歯の表面に塗り、ライトを照射して歯を一気に白くします。歯科医師のもとで治療を行うため安心感があり、短時間ではっきりとした効果が出るのが特徴です。しかし、強力な過酸化水素を使用するので、人によっては痛みがでるということもあります。また、希望の白さになるまでには何回かの通院が必要なこともあります。
一方、ホームホワイトニングは、歯医者さんで自分の歯にあった専用のマウスピースを作成し、ホワイトニング用の薬剤を処方してもらいます。マウスピースに薬剤を流し込み、家で装着して徐々に歯の色を白くすることができます。装着時間は1回につきだいたい2時間程度。オフィスホワイトニングと違い、何度も通院しなくても良く、オフィスホワイトニングよりも白さが長く保ちやすいというメリットがあります。しかし、オフィスホワイトニングと比べると白くなるまでに長い時間が必要なので根気も必要になります。できるだけ早くホワイトニングしたいという人にはオフィスホワイトニング、時間がかかってもいいから自分の理想の白さに近づけたい人にはホームホワイトニングがオススメです。

ホームホワイトニングは、オフィスホワイトニングと比べると費用も安く、ご自宅で行えるというのがメリットです。とはいえ、使用する薬剤の成分はオフィスホワイトニングと比べると圧倒的に弱いので、即効性がなく一気に白くなるということはありません。歯が白くなるのには、歯の構造やエナメル質などの状態により個人差があり、ホームホワイトニングにおける頻度や時間によっても異なるため、どのくらいの期間で白くなるかは一概には言えません。とは言っても、多くの人がホームホワイトニングを初めて2週間前後で歯の白さを実感でき、理想の白さになるのがだいたい1か月～半年くらいかかると言われています。
オフィスホワイトニングと比べると時間はかかるものの、ホームホワイトニングでは、オフィスホワイトニングよりも長い時間をかけてホワイトニングを行うので、自然な白い歯を長期間保つことができます。それに、急に真っ白な歯になるわけではないので、不自然な白い歯になるという心配もありません。他の人に不自然な印象を与えずに歯を白くしたいのであれば、ホームホワイトニングでじっくりと白くしていくほうがいいでしょう。

歯を白くしたいという人には、芸能人のような真っ白な歯を目指すという人もいらっしゃいますが、いざやってみると不自然な白さに戸惑ってしまうこともあるようです。もちろん、それくらいの白さを求める人もいらっしゃいますが、そうではない方は、事前に庄野歯科によく相談して色のレベルを決めてからホワイトニングの方法を決めましょう。また、他人に不自然な白さという印象を与えないのはS12～14くらいの白さという基準を覚えておくといいでしょう。